旧バンテン遺跡研究会
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バンテン・ティルタヤサ遺跡 ティルタヤサ遺跡  ウォリオ城跡
バンテン王国王都であるバンテン・ラーマ遺跡から、東30kmに位置しています。王国最盛期の英雄ティルタヤサ大王の離宮跡で、17世紀後半に20年間ほど使われただけの遺跡です。1682年にオランダ軍の攻撃で破壊されて以後、ここには何も残されていません。しかしティルタヤサ大王の故地として、いまだ崇拝される場所でもあります。
93年に地元文化財事務所の緊急調査で遺跡の存在が判明した直後に、私たちは遺物展示館の建設に協力しました。中心部が村の共同墓地のため壊され続けている状態を、何とか食い止めようとする同事務所の姿勢があったからです。
そして97年以降発掘を7回実施しましたが、離宮跡中心部では良質の肥前磁器が出土磁器の半分を占めていることが分かりました。また最近の調査では、中心部から1.5km離れた海岸に向かう運河跡で、保存状態がとても良いレンガで築かれた水門跡を発見しています。

出土した肥前墨弾き文皿片

遺物展示館

97年調査:離宮跡

01年調査:離宮跡

05年調査:水門跡
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